株式市場は貿易問題に注目、中国側の報復措置が焦点
- sigma tokyo
- 2019年5月19日
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前週17日には、欧州の自動車・自動車部品輸入関税を見送り、メキシコとカナダのアルミニウム関税を撤廃するなど、前向きなニュースが提供されたものの、市場は軟調に推移、米中の貿易協議が停滞しているとの報が嫌気された。
市場は、依然として米中の貿易問題がもっとも大きな材料であることがあらためて示された形。
FTSEラッセルのグローバル・マーケッツ・リサーチ担当マネージング・ディレクター、アレック・ヤング氏は、「貿易問題でこれだけ悪材料が揃うと、売りすらも容易ではない。中国問題は、依然として未解決で、市場も問題が未解決であることを十分に認識している。新たに関税が賦課されない、との確証がない限りはあらたな取引に行くのは難しい」とした。
もっとも懸念している材料の一つは、中国側の報告措置だ。しかも、この措置が関税として賦課されるか、あるいは別の形となるのか、注目している。
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