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欧州経済は分岐点=HSBC

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2020年2月8日
  • 読了時間: 1分

HSBCは、ユーロ圏経済が「分岐点」にあるとしている。

ユーロ圏域内総生産(GDP)の第4・四半期伸び率は、事前予想から大きく外れ、0.1%成長にとどまった。これは、過去7年で最低水準。

個別の国ベースでは、フランスとイタリア経済が第4・四半期にマイナス成長となっている。シニア欧州エコノミスト、ファビオ・バルボーニ氏は、両国の成長ペースが大きく低迷しているが、「ユーロ圏全体をマイナス成長にまでは押し下げていない」としている。

むしろ、ドイツ製造業の影響力が大きい。最新の鉱工業生産は、市場予想のプラス0.1%を大きく裏切る形でマイナス3.5%に転じた。

一方で、購買担当者景気指数(PMI)指数が足元ではしっかりしており、経済センチメントも上向きだ。バルボーニ氏は、同国の賃金成長率が20年来の高水準にあると指摘したうえで、失業不安が欧州圏全体ではかなり薄く、「消費者向けには緩やかな財政スタンスを採用していることで」消費そのものを刺激するとしている。

下押しリスクも複数存在することも事実で、中央銀行が取り得る手法が限定的なことが挙げられる。想定外の事象が発生した際には、改善しつつあるセンチメントに悪影響が及ぶことが想定される。

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