現在の市場は中長期的には絶好の投資機会、株式継続保有で高リターン確保=専門家
- sigma tokyo
- 2020年4月2日
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大半の運用専門家は、コロナ・ウィルスによる悪影響により株式が足元では、「弱気相場」入りしていると見ている。しかし、中長期的には、絶好の投資機会にもある、との見方もまた、多くが一致する見解でもある。
運用アドバイス会社、エンドウズのチーフ・インベストメント・オフィサー、サミュエル・リーしは、「現在の厳しい環境こそが、長期的なリターン確保を機会を作り出した。10年に一度の投資機会だ」とした。
すでに株式を保有している向きには、どれだけ耐えられるかが試される時であり、未だに株式投資をしていない向きには、まさに始めるチャンスだ。
SyfeとCBOEのデータによれば、世界的な金融危機など景気が大きく後退した局面でS&P500指数に投資し続けた向きは、保有を解消しキャッシュ化した向きと比較して、2倍のリターンを得ている。(添付を参照)

(図は、水平軸を左から投資継続、底値から1カ月後に投資、3カ月後に投資、6カ月後に投資のリターン比較。縦軸はリターン%。最も濃い緑は1年後、次いで2年後、最も薄い緑は3年後のリターン)。
Syfeの最高経営責任者(CEO)、ダーブ・アローラ氏は、「こうした状況では、どの時点で底値を付けるのか、誰も正確にはわからない。しかしながら、投資し続けることからの代償を得ることはできる」とし、債券や他の資産クラスも含めた分散投資を推奨している。
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