現在の相場は「1・2パンチ」、それでも1280億ドルの現金保有=バフェット氏
- sigma tokyo
- 2020年4月13日
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バークシャ・ハザウェを率いるウォーレン・バフェット氏は、現在のボラティリティが激しい相場環境をボクシングの「ワン・ツー・パンチ」に例えた。
コロナ・ウィルスの経済全体への悪影響と原油価格の下落を指してのもの。
「長く経験していると、市場で起きるすべてのことが見えてくる。今回のような事柄を経験するのに、私自身、89年要した。市場は、今回、材料に大きく反応していることがわかる」とした。
1987年のアジア危機、2008年の世界金融危機は、バフェット氏にとっては今回よりも厳しい状況であったものの、投資家にとっては、今回の相場はかなり厳しい側面があるのも事実。
バフェット氏とバークシャは、1280億ドルもの現金を抱えており、今回のような市場混乱時を乗り切るための準備を整えている。
RIAアドバイザーズのストラテジスト、ランス・ロバーツ氏は、「バフェット氏は、相場の大勢に従うのではなく、むしろ大勢をけん引することで未来を切り開いてきた。1280憶ドルもの現金を抱えていることには、それなりの理由があるはずだ。この現金を投資することで得られたはずの機会損失を十分に理解しているが、自分の道を変えようとはしない。バフェット氏は、愚かではない」とした。
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