現在の米株、3段階から成る下げ相場の二波目に過ぎない=オッペンハイマー
- sigma tokyo
- 2020年3月4日
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オッペンハイマーのテクニカルアナリスト、アリ・ワルド氏は、先週からの米株式の下げが依然として終わっていないとし、3つの段階の下げ相場のうち第二波に過ぎないとの見方を示した。
「底値を確認するまでに、多くのケースでは3つの段階で進められるものだ。第一段階は、大きく激しい売りが先行する。これは、先週金曜(2月28日)で達成されたと分析している。VIX(恐怖)指数の動き、デイリーベースでのRSI(相対力指数)、移動平均線を下回る株価動向に、表れている」としている。
S&P500指数のRSIは、先週19にまで下げた後、3月3日には38にまで回復している。
こうした大きな下げ後には、「売られ過ぎからの反発を見せる傾向が高い。いまは、まさにこの(売られ過ぎからの反発)ステージに見える。これは、数営業日から数週間かかるケースがある」とした。
そして、最終の第三ステージに移り、第一ステージで付けた安値を再度トライすることになる。
「足元では、売りの勢いが失せていっている。安値を探るような動きは、失せている」とした。
ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのポートフォリオ・マネージャー、チャド・モーガンランダー氏は、売りが一巡して底値を確認するのは時期尚早だとしている。
「全体として3つの懸念がある。(コロナ・ウィルス関連での)サプライチェーンの問題、企業業績への影響と経済成長だ。企業の業績予想と経済成長見通しは、大きく下方修正する必要があるとみている。足元の反発相場に買いを入れるのは慎重になるべきだと考えている」とした。
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