米FRB、7月の「保険」利下げへ＝著名エコノミストのハイマン氏

Wall Street’s top economist Ed Hyman sees a rate cut in July and more to follow

エコノミストとして著名なエバーコアICIの会長、エド・ハイマン氏は、米連邦準備制度理事会（FRB、中央銀行に相当）が7月に「保険」として利下げに踏み切ると予想している。

逆イールド（短期債利回りが長期債を上回る状態）状態になっていることが「極めて不安」だとし、7月以降でも継続的な利下げがあるとみている。

「FRBは、7月に利下げに踏み切るとみている。イールドカーブを通常のプラス状態に戻し、貿易問題があるななかで、保険の意味合いからも複数の追加利下げがある」とした。

現状でもっとも大きな圧力要因が逆イールドカーブ状況にあるとし、金利差の逆転がかなりの確率で、その後のリセッションにつながっていると指摘した。

「これまで、すべてのケースでこの（逆イールド）ケースは、リセッションにつながっている。（逆イールド出現は）リセションの前兆だ」とした。