米FRB、将来にはマイナス金利採用の可能性も
- sigma tokyo
- 2020年1月16日
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ゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミスト、ジャン・ハチウス氏は、将来、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)がマイナス金利政策を採用する可能性があると見ている。
2011年からのソブリン(政府)債務危機以降、欧州中央銀行(ECB)は、マイナス金利をそ採用している。マイナス金利とは、たとえば、銀行が中銀に資金を預託する際に、金利を受け取る替わりに手数料を取る。これを銀行側が嫌い、市中に資金流通を促すことが狙い。
特に長期的には、悪影響が大きく、マイナス金利は有効ではないと考えられている。実際、FRBの10月会合議事録によれば、「マイナス金利は、金融システムにかなり複雑な、あるいは混乱を招くリスクがある」と指摘している。
しかしハチウス氏は、将来的にはこの見方が変わる可能性があると指摘、「米経済界には多くね懸念があるのが事実だ。しかしながら、数年後には、議論が高まる可能性がある。欧州での動向が一つのカギとなる」とした。
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