米FRB、足元の即座の利下げはない=UBS
- sigma tokyo
- 2019年6月16日
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UBSは、株式市場で膨らみつつある月内の利下げ見通しを否定、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が利下げを見送るとの見方を示した。
ゴールドマン・サックスも月内利下げ見送り予想を明確に示している。これは、最近の経済統計の内容が、「弱い」あるいは乏しいというよりも、まちまちの様相になっているためで、必ずしも利下げの必要性を示してはいないという。
グローバル・チーフ・インベストメント・オフィサー、マーク・ハイフェル氏は、「市場では、2020年までに合計で100ベーシスポイントの利下げがあるとの見方が主流だが、これは行き過ぎている」とした。
「中国との貿易紛争が長期化し、設備投資や雇用にまで影響が出るようであれば、FRBはやがては利下げに追い込まれるだろう。しかし、現状では、即座の利下げがあるとは考えていない」とした。
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