米S&P500のチャート、強い売りサインが出現
- sigma tokyo
- 2019年9月3日
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ノースマントレーダーの創設者、スベン・ヘンリッヒ氏は、米S&P500指数のチャートが強力な売りサインが出ており、今後の大きな下げが予想されるとしている。
いわゆる「メガフォン」パターンが出ており(添付のチャート参照)、このパターンは、2018年年央から作られている。
同氏によれば、大きなメガフォン・パターンの中で現在、上向きトライアングルが形成されていることが、重要な意味がある。
通常、トライアングルは、今後の方向性を示す傾向が高い。
同氏は、「8月に何が起きたかと言えば、上向きトライアングルが完全に上抜けせずに、実際には下向きのトレンドが発生している。これは、典型的な警告サインだ。したがって、今後の市場動向でチャート・パターンの修正が起きるか、あるいは、何も起きずに下値リスクに直面するかのどちらかだ」とした。
チャートの「修復」とは、メガフォン・パターンの上値を断定的に抜ける必要がある。これが実現すれば、「大幅な上昇」が期待できる。
しかしながら、依然として、上値トライにはまだまだ、十分な余地がある。
「今後2~3カ月の間で、CBOEのVIX指数(恐怖指数)が23~30に上昇するかどうかが、一つのカギとなる」としている。
VIX指数が示しているのは下値方向への動きであり、「2700を割り込むようであれば、下値模索のパターンが顕著にになり、一気に2100が視野に入ってくる」とした。
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