米ビヨンド・ミートの株価は異常、マイクロソフトやアマゾンと比較でも正当化困難
- sigma tokyo
- 2019年7月29日
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健康ブームの広がりで植物などから作り出す代替肉(オルタナティブ・ミート)を提供するビヨンド・ミート株は、新規株式公開(IPO)以降、820%上昇、時価総額が138億5000万ドルを超え、一部では行き過ぎとの声も出ている。
このバリュエーションでは、S&P500指数全体の25%に相当し、モルソン・クアーズ、バイアコム、アンダー・アーマーとジェットブルーの合計額に相当する。
名門百貨店、メイシーズの倍のバリュエーションになる。
ジョール・ファイナンシャルのチーフ・インベストメント・オフィサー、クィント・タトゥーロ氏は、「優れた商品を作っていることは理解するが、バリュエーション面からすれば、異常だ」とした。
「売上の100倍、キャッシュフローの300倍で取引されている。もはや、株価が正当化されるかどうかの議論ではなくなっている。同社が、株価の上昇を正当化できるだけの企業成長が可能かどうかになっている」とした。
現在、時価総額最大はマイクロソフトで1兆ドルを超えている。同社の株価は、売上の8倍、キャッシュフローの8倍。時価総額が1兆ドルを切る9700億ドルのアマゾン・ドットコムは、同様に8倍と20倍だ。
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