米中の貿易第一段階合意、短期的にプラスだが経済戦争に発展する危険性=アリアンツのエルエリアン氏
- sigma tokyo
- 2020年1月9日
- 読了時間: 1分
アリアンツのチーフ・エコノミック・アドバイザー、モハメド・エルエリアン氏は、米中貿易協議の第一段階合意が長期的な両国関係改善につながるとは見ておらず、むしろ、緊張関係が激化し、今年秋の米大統領選後には経済戦争にまで拡大すると危惧している。
「11月以降、再び紛争が本格化すると予想している」とし、この紛争が「経済的なアングル」に発展する危険性があるとしている。それどころか、「通貨戦争」にまで拡大することもあり得るという。
約18カ月続いた紛争と協議を受けて、両国は、第一段階の合意を公表している。
この合意では、中国側が米国産の農産物の輸入拡大を公約、トランプ米大統領は、あらたな関税賦課を見送るとしている。
しかしながら同氏は、今回の合意が本格的な解決につながるか懐疑的だ。
足元の株式市場には、今回の合意が「建設的」に作用するとしている。
「今回の合意で確かなことは、両国が、短期的に本園を明らかにしたことだ」とした。
コメント