米企業決算シーズン、相場の「地雷源」=ブリークリーのCIO
- sigma tokyo
- 2019年10月1日
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ブリークリー・ファイナンシャル・グループのチーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)、ピーター・ブックバー氏は、世界各国の企業が経済成長減速の影響が業績に表れてくることから、今回の決算シーズンが「地雷源」になりかねない、と警告している。
「決算発表が、まさに地雷源になると考えている。一部の企業業績は好調で、それに見合うリターンがあるだろう。しかし、アジア、欧州やラテンアメリカ、そして米国本土にエクスポージャーがある多国籍企業では、リターン確保は難しい」とした。
現時点では、状況は芳しくない。
決算発表シーズンは、10月15日にクルーズ船運営のカーニバルや配送大手のフェデックスから始まり、それが最初の警告になりかねない。
「(カーニバルの複数の幹部は)ドル高と原油価格高を業績不振要因として挙げており、欧州やアジアでの不安定さにも言及している」という。
「フェデックスの幹部との面談で明らかになったことは、同社独自の問題を抱えている。しかし、世界のサプライチェーンとの観点からみると、重要な警告となる。フェデックスが指摘している問題は、マクロ経済にとって極めて重要だ」とした。
ブックバー氏は、金(ゴールド)や銀、バリュー株を推奨している。
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