米債市場から「きわめて強い」景気後退入りサイン=ノーベル経済学受賞教授
- sigma tokyo
- 2019年4月12日
- 読了時間: 1分
ノーベル経済学リを受賞し、現在は、ニューヨーク市立大学大学院センター(CUNY)で教授職にあるポール・クルッグマン氏は、債券市場から「今後1年程度で、米経済がリセッション(景気後退)入りするとのきわめて強いサイン」が出ていると指摘している。
同氏によれば、欧州ではすでにリセッション入りしており、中国はその淵にあるという。
しかし、次の景気後退を決定付けるのは、単一の要因ではないとしたうえで、リセッションとともに、ハイテク・バブルの崩壊や社債市場の暴落も同時多発することもあるという。
トランプ米大統領は、自身の功績も含め米経済が好調だと主張しているが、クルッグマン教授はこれに同調せず、むしろ、通常の範囲で動ていると分析している。
そのうえで、通常の米国民はGDP(国内総生産)成長率には目を向けることはなく、むしろ給料の伸びを気にしている。米国では、失業率が極めて低い水準で保たれている一方で、賃金の伸びも極めて低い不思議な状態が続いている。
コメント