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米債金利が上昇、米政府への疑問の高まり背景か

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 4月13日
  • 読了時間: 2分

株価の乱高下が注目を集める影で、米財務省証券(米債)が売り込まれ、すなわち金利が上昇している。



通常、不安定さが高まる今回のような状況では、投資家は債券に資金を集中させる傾向が高いが、足元ではむしろ米債売りが嵩んでいる。


これはすなわち、大手銀行やファンド勢、金融機関やトレーダーなどが米国そのものの安定性に疑問を抱いており、資金を預けておくべき場所ではないと感じていることの証でもある。


ペン・ミューチュアル・アセット・マネジメントの運用担当者、ジョージ・シポローニ氏は、「米国がセイフヘイブン(安全への逃避)としての地位を失う可能性を示す動きだ」としている。


「米国の債券市場は、世界最大でもっとも安定した市場だ。しかし、不安材料が加わると市場では、想定外の悪影響が生じるものだ」とした。


先週、10年債利回りは4.01%、それが11日の取引では一時、4.58%にまで上昇している。


ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートの債券ストラテジー責任者、ブライアン・リーリング氏は、「利回りが上昇すれば、資金借り入れコストも増加する。どの企業も市中から資金を調達する。調達コストが上昇すれば、こうしたコストを消費者に価格転嫁するか、雇用を削減するのが対応策となる」と影響を説明している。


 
 
 

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