米国と新興諸国は低迷期を脱却、欧州は問題未解決=UBS会長
- sigma tokyo
- 2019年4月12日
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UBSの会長、アクセル・ウェバー氏は、米国とエマージング(新興)諸国がともに、昨年の景気低迷期から脱却しているが、欧州では依然として問題が解決されないままだ、との見解を示した。
同会長は、欧州での経済成長回復が、ごくわずかなものに留まると予想している。
「欧州が景気刺激策を通じて、低迷から完全に脱却できるかどうか、幾分か懐疑的にみている。欧州には景気下振れリスクがあり、このリスクを十分に認識する必要がある」とした。
「欧州経済については、大きなシナリオとしてはL字型の回復基調となり、低位安定が続く、経済成長は潜在能力を下回るレベルとなる」とした。
しかしながら、「リセッション(景気後退)入りのシナリオは、描いていない」と追加した。
同会長によれば、イタリアやフランスなど多くの欧州諸国では、政府が財政刺激策を採用できる余地が限られていることも、問題の一つだという。
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