米株、年末のサンタ・ラリー前に下押し局面入りの可能性
- sigma tokyo
- 2019年11月28日
- 読了時間: 1分
米株は、年末のいわゆる「サンタクロース・ラリー」上昇局面入りする前に、下押し状態に陥るとの見方が出ている。
中国との貿易関税賦課期限は12月15日に設定されている。何らかの合意期待が高まっているものの、まだ障害が存在しており、これが大きな下げにつながる可能性もあるとしている。
CFRAのチーフ・インベストメント・ストラテジスト、サム・ストーバル氏は、「最近は、強基調を支持する動きになっている。貿易合意に近づいているとのトランプ大統領のツィッターだけでなく、ツィートの内容もしっかりとしてきた。中国側からも前向きな発言となっている」とした。
同氏によれば、歴史的に12月が最高のパフォーマンスを残す傾向が高い一方で、月中に大きな安値を付けることもあるという。
「考えるうるに、1〜5%の下げがありえる。下げが10〜20%にまで拡大するとは考えておらず、リセッション(景気後退)に陥るともみてはいないため、かなり悪化した年末を迎えることはない」とした。
RBCの米株チーフ・ストラテジスト、ローリ・カルバシーナ氏は、数カ月前と比較すると大手機関の運用担当者の強気度が増していることが、逆に、大きな下げにつながる危険性を増しているという。
コメント