米株、底値確認には一段安が必要=テクニカル・アナリスト
- sigma tokyo
- 2019年8月7日
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足元では軟調地合いが続いている米株式市場について、複数のテクニカル・アナリストは、底値確認までにはもう一段の下げが必要だとみている。
米中の貿易摩擦が激化するなかで、S&P500指数は、先月の史上最高値から6%を超える下げを記録している。
ウルフ・リサーチのテクニカル・アナリスト、ジョン・ローク氏は、「全体的な上昇相場のなかでの修正局面で、今回の動きはまだ終わったわけではない」とした。
インスティネットのエグゼクティブ・ディレクター、フランク・カッペレーニ氏は、今回の下げでS&P500指数の「強気パターンは、公式に終わった」とした。市場では、200日移動平均線に注目しているという。
直近の下げが「極めて急激で、今後の反動があるのか、あるいは無いのか注目される。今年最大の動きをしているだけに、どれだけ強い反発上昇があるのか」としている。
ベスポーク・インベストメント・グループの統計によれば、今回の数年続いている上昇相場において、最低でも5%の修正安局面では、下げが28営業日続き、指数の下げが平均dえ8.36%に達している。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフ・インベストメント・ストラテジスト、マイケル・アーロン氏は、相場全体の底値を確認するには個別銘柄の一段の下げが必要だとみている。
「全体の2〜3割の銘柄が、先週金曜(8月2日)には20日安値を記録した。これが、6〜7割に達しないと底値を確認したとは言えない」とした。
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