米株、底値確認には再度の下値トライが必要
- sigma tokyo
- 2020年3月8日
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米株式市場では、1000ポイント超える上下が続くなど乱高下しているなかで、一部では、今後の方向性を明確に分析する意味からも、もう一度、下値確認の必要があるとの見方が出ている。
典型的な下げ修正相場では、大きな下げ、それに続く反転の後、数週間から数カ月で再び下値を試す展開が見られる。
今回のS&P500指数の動向でみれば、2月28日安値の2855ポイント付近がそれに相当する。ここからかなりの出来高を伴い、大きく反転していた。
再度の下値トライの際には、さほどの売り圧力が伴わず、新安値を付ける銘柄も限られていれば、その状態で初めて底値を確認することができる。
3月6日金曜には、同指数が一時2900に迫る下げがあり、さほど売り圧力もみられなかったことから、下値の再テストともみれなくはない。2001年と2018年相場では、こうした下げが、底値確認につながっている。
しかし、記憶に新しい2018年12月の下げでは、それ以前に2番底を経験していたにもかかわらず、底値確認が誤りだった。
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