米株、最良のリスク・リワード状態＝モルガン・スタンレー

‘We like these prices’ — Morgan Stanley’s Mike Wilson sees best ‘risk-reward’ market in 2 years

モルガン・スタンレーのチーフ米株ストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は、コロナ・ウィルスの影響で下げている現在の米株市場を投資機会だと捉えるべきだとしている。

「ここ2～4週間は株式エクスポージャーを縮小している。底値を確認したわけではない」としたものの、「ここ2年では、最良のリスク・リワード局面にある」とした。

同氏は、ウォルストリートで弱気派として知られ、今回の下げウィルス下げ相場が始まるまでに幾度となく、株価が上昇し過ぎていると警告していた。

しかし、S&P500指数も2月19日の高値から27％下落し弱気相場入りしている。同氏はこうした環境下で、個別銘柄が底値を確認したかどうかではなく、資産と株価との関係に注目すべきだとしている。

「最適な投資の日時、そして最適な価格を言い当てられる人はいない。自分の資産を投下するには、自分にとって適正な価格なのか、今後半年から1年、投資するには、その価格で良いのかを考えるべきだ」とした。