米株にも日本株にも大きな上昇の可能性、現在の取引レンジを断定的に上抜けできれば=テクニカル・アナリスト
- sigma tokyo
- 2019年9月24日
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米株は、現在の取引レンジを上抜けできれば、大幅な上値が期待できる。
S&P500指数は、7月26日に記録した3028ポイントに複数回迫ってはいるが、断定的に上抜けすることができず、8月以降はシーソーパターンを繰り返している。週明け23日の取引でも、堅調に推移したものの、依然として心理的に重要な3000ポイントすら超えられずにいる。
フェアリード・ストラテジーズのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、ケイティ―・ストックトン氏は、「中長期的なトレンド分析では、あらたな買いシグナルが出ている。強いサインだ」とした。
「モメンタムの点では、日本市場からですらも買いシグナルが見える。米国市場だけではなく、幅広い上昇につながる可能性がある」とした。
S&P500指数は、過去12カ月でみると、わずか2.2%上昇しているに過ぎない。
オッペンハイマーのテクニカル・ストラテジスト、アリ・ワルド氏は、「株式と経済サイクルの相関関係が崩れつつある。
8月には景気悪化の兆候とされる長短債券利回りが逆転する逆イールドとなった。ワルド氏は逆イールドに触れつつ、「2020年の米大統領選挙まで上昇していくとみている」としている。
過去のパフォーマンスを踏まえた同氏の分析によれば、20~25%上昇の可能性があるとし、過去の類似ケースでは、天井に達するまで17~20カ月かかったという。
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