米株の今後、人民元レートに左右される可能性
- sigma tokyo
- 2019年8月8日
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米株式市場の今後は、ドル/人民元レートに左右される。
8月7日朝方の取引で、人民元が対ドルでこの日の安値を付けた2分後、S&P500指数は、2824.45ポイントにまで下落、午後に入り人民元が安定推移するに連れて同指数は、安値から回復、前日比2%安まで戻して引けた。
中国が自国通貨を、貿易紛争の道具として使っていると市場では見ており、当局が1ドル=7人民元の心理的な抵抗線を割り込む津國通安を容認した週初から米株が売り込まれている。
単純なロジックはこうだ。
人民元が下落すれば、中国当局が、トランプ米大統領の関税施策からの悪影響を緩和するために、これを容認しているというもので、両国の貿易紛争が今後も継続し、世界経済に悪影響を与えるとするもの。
JPモルガンのマネージング・ディレクター、アダム・クリサフーリ氏は、「なんらファンダメンタルズ要因がないなかで、S&P500指数が数パーセントの幅で上下することは、市場にとっては極めてフランスとレーションがたまるものだ」と分析している。(添付のチャート参照:赤線=ドル/人民元、青線=S&P500指数、ソース=Koyfin.com)

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