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米相場の急落にも、底値確認は時期尚早=JPモルガン・シティとゴールドマン

  • 執筆者の写真: sigma tokyo
    sigma tokyo
  • 2020年3月2日
  • 読了時間: 2分

先週、2008年世界金融恐慌以来の下げを記録した米株式市場について、JPモルガン、シティとゴールドマン・サックスは、底値を付けたと判断するには時期尚早だとしている。

コロナ・ウィルス拡散があたえる経済的な影響への懸念で、米ダウ工業株30種、S&P500とナスダック総合の3大指数は、それぞれ、高値から10%を超える下げで定義される修正安局面入りしている。

ゴールドマンの株式ストラテジスト、クリスチャン・ミューラー・グリスマン氏は、「世界金融危機以降、下げ局面があっても速やかな反転上昇がみられたことから、押し目買いは成功モデルであった。しかしながら、この戦略は、現状ではリスクを伴う」とした。

「世界の経済成長が依然として足取りが重く、コロナ・ウィルス感染拡大の影響、金融・財政出動がさほど期待できない現状、そして今回の低迷が長期化するとの懸念は、消えずに残っている」とした。

世界では、8万5000人を超える感染者が確認されている。

株価と債券利回りがかなりの早いペースで動いているものの、断定的に下げ相場の終わりを示す兆候が見えない。

JPモルガンのストラテジスト、ニコラス・パニガーツォグロー氏は、「CTA(コンピュータによる分析・取引)などモメンタム派のリスク軽減がかなり進んでおり、2018年12月(の急落時に)ネガティブ・モメンタムから3~4%ポイント近い水準にまで近づいている。一方で、相場の全面的に幸福を示すような兆候もほとんど見えない」としている。

「いくつもの指標をみても、(急落からの反騰につながった)2018年12月のような動きはみられない」とした。

シティの米株担当チーフ・ストラテジスト、トビアス・レフコビッチ氏は、「S&P500指数の下落は、リスク/リワード・レシオの改善につながっているが、買いを入れる前に、相場のパニック感を見極める必要がある」とした。

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