米社債スプレッド拡大、投資家のリスク許容意欲減退のサイン
- sigma tokyo
- 3月13日
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今週に入り米社債の利回り格差(スプレッド)が昨年9月以来に拡大している。投資家のあいだで、米経済が悪化する懸念が膨らんだだけでなく、世界的な貿易紛争にまで拡大することが心配されている。
ICE BofAのデータによれば、投資適格級のイールド・スプレッドは、今週に入り94ポイントに拡大している。投機的以下とされるいわゆるジャンク債スプレッドは322ポイントで、ともに昨年9月18日以来の幅となっている。
米社債スプレッドは、金融市場のストレス度合いを測るひとつの指標で、安全性が高い米財務省証券(米債)、投資適格級とジャンク債との利回り格差が拡がれば拡がるほど、リスク度合いが高いジャンク債保有意欲の減退を示す。すなわち、リスクよりも安全性を優先する投資家心理があることを示す。
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