米経済、リセッション入りの危険性が30%超え=BOA
- sigma tokyo
- 2019年8月13日
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バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性が30%を超えた警告している。
米経済担当チーフ・エコノミスト、マイケル・メイヤー氏は、「われわれのモデルでは、今後12カ月にリセッション入りの可能性は約20%だが、直近の経済指標の内容や市場を取り巻く環境変化を考慮すると、その確率は30%を超えている」とした。
米中貿易摩擦の今後、さらには金利動向が不透明であることを受け、世界の株式市場が軟調に転じている。7月に公表された統計では、消費者のセンチメントが依然として強気ではあるものの、ビジネス(企業)側では低まっていることが示されている。
メイヤー氏は、経済指標には「黄色の警告灯が点滅している」と評している。
自動車販売、鉱工業生産と総合労働時間と注目している5つのビジネス・サイクルを示す経済指標のうち3つが、すでに以前のリセッション入りと同水準にまで下げてきているという。
逆に「明るい材料」は、雇用保険申請件数が、以前として低水準で推移していることにあるとしている。
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