米経済にリセッション陥落の可能性、消費低迷が一つの兆候
- sigma tokyo
- 3月30日
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トランプ米大統領は経済成長に自信を示しており、ラトニック商務長官は、国民にリセッション(景気後退)陥落の可能性が「全くない」と不安払拭に躍起になっているが、エコノミストは、逆に、危険性が高まっていると分析している。
エコノミスト、ゲリー・ハフバウワー氏は、まず最初に挙げられる危険性増加のサインが、消費者信頼感にあるとしている。LPLフィナンシャルのジェフリー・ローチ氏も、「経済成長の低迷感は、変化の兆しとなるケースが多く、消費支出と商業投資の減退が典型的な兆候だ」としている。
カンファレンス・ボードによれば、3月の消費者信頼感指数が前月から7.2ポイント下落している。
ミシガン大学の3月消費者センチメント指数も、前月から15%超下げており、KPMGのチーフ・エコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は、労働市場の低迷とあいまり、「両指数が同時に改善することは稀で、(両指数の低調さは)スタグフレーションの可能性を示している」と分析している。
クレジット・カードに関連する債務残高増加も懸念材料だ。第4・四半期に1兆2000億ドルに増加していることも懸念材料。これは、ニューヨーク地区連銀(日銀の支店に相当)によれば、米国民全体の謝金18兆ドルの6%に相当する。さらに、延滞率も、2022年の2倍を上回っているという。
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