米経済指標、後退の兆候見えず依然として好調経済を明示
- sigma tokyo
- 2019年8月17日
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債券市場ではリセッション(景気後退)入りの危険性を示す長短金利が逆転する逆イールド状態になっているが、経済指標の内容は、経済が好調そのもので推移していることが示されている。
CNBC/ムーディーズ・アナリステイクスによるエコノミストを対象とした聞き取り調査では、第3・四半期国内総生産(GDP)がこれまでより0.2%ポイント上昇し、2.1%成長が見込まれている。
7月小売売りは、事前予想を大きく上回る0.7%増加、一般家計の活発な消費行動が示されている。ニューヨークとフィラデルフィア地区の業況指数も好調、第2・四半期の生産性指数も、事前予想を上回る2.3%となっている。
逆に7月鉱工業生産指数は0.2%下落、前月の0.2%上昇から方向転換した。
シティズン・バンクのグローバル・マーケッツ責任者、トニー・ベディキアン氏は、「米経済は実際のところ、極めて力強く推移している。市場では、米中貿易問題を中心としたリスクを中心に取引されており、ファンダメンタルズが注目されていない」とした。
「経済指標では、景気後退の兆候は見て取れない。成長が減速はしているものの、プラス成長であることには違いない」としている。
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