米金利市場、FRBに一段の利下げを催促
- sigma tokyo
- 2019年8月9日
- 読了時間: 1分
米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)は、「景気拡大中間期の調整」とし利下げに踏み切ったが、それ以降の債券市場の利回り動向は、一段の引き下げを催促しているように映る。
FRBのパウエル議長(中銀総裁に相当)は、0.25%の利下げを「長期におよぶ緩和サイクルの始まりではない」と言明、市場の思惑を全面的に否定していた。
しかし、利下げ後わずか1週間で状況が変化、米10年債利回りは3年ぶりの低水準に沈んでいる。それに加え、短期3カ月物との逆イールドが拡大、その幅は12年ぶりの大きさとなっている。
ライトソンICAPのチーフ・エコノミスト、ルー・クランダール氏は、「FRBと市場は、同じ経済指標を注視しており、状況はより悲観的な方向に傾いている。パウエル議長は過去、逆イールド状況に陥れば、ビジネス社会は、リセッション(景気後退)入りのサインと判断するし、それが企業の事業計画にまで影響を及ぼすとの認識を示してる。FRBは、これを十分に理解しているとも述べている」とした。
この結果、同議長が「景気拡大中間期の調整」と呼ぶ今回の利下げの考えそものの信ぴょう性が薄れている。
CMEの金利先物市場では、9月中の0.25%ポイント利下げを100%と見込んだ取引となっており、0.5%ポイントの利下げの確立を約3割としている。
コメント