米長短金利が逆イールドに、景気後退懸念が再浮上
- sigma tokyo
- 2019年8月15日
- 読了時間: 1分
米長短金利差が逆転、いわゆる逆イールドカーブに陥ったことで、米国経済の景気後退(リセッション)懸念が再び膨らんでいる。
米10年債利回りは、14日の取引で1.623%にまで下落、一方の2年債は1.634%と10年債を上回っている。
すでに発行を止めている30年債は2.02%、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた2016年につけた2.0889%を下回り史上最低となっている。
最後に逆イールド現象がみられたのは2005年12月、世界的な金融危機が始まる2年前。
ウェッドブッシュ・セキュリティーズの債券・先物・金利担当マネージング・ディレクター、アーサー・バース氏は、「これまでの歴史には敬意を表するほかなく、『今回だけは違う』との考え方には賛同できない」と今後の景気に不安感を覗かせた。
コメント