資産の現金化はまだ遅くない、金鉱山はロングも小売りや消費はショート=米大手ヘッジファンドCEO
- sigma tokyo
- 2020年4月4日
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米大手ヘッジファンドの一角、モーガン・クリーク・キャピタル・マネジメントの最高経営責任者(CEO)、マーク・ユスコ氏は、おそらくはどの投資家も経験したことがない相場環境となっており、もう一段の下げが見込まれるため、現金化を急ぐべきだとみている。
同氏は、現在の環境が1930年代の大恐慌と酷似しているとし、「今後、予想される経済的な衝撃は、だれも経験したことのない規模になる。それは、1930年代に極めて酷似したものとなる」とした。
ダウ工業株30種指数とS&P500指数はともに、史上最高値を記録してから、それぞれ28%と26%下げている。
そのうえで同氏は、市場では回復の兆しが見えないとし、損切りの売りを出すには時期を逸していることはないとし、「現金は、王様だ。弱気市場で下げ基調が続いている」とした。
同氏は現在、「多くの銘柄」をショート(売り建て)しているとし、特に小売りと消費関連銘柄を売りにしているという。
金融資産の現金化に加え、金鉱山銘柄とエマージング(新興)諸国市場がバリュエーション面から魅力的だとしている。
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