金、史上最高値への挑戦も=コメルツバンク
- sigma tokyo
- 7月25日
- 読了時間: 1分
コメルツバンクの外国為替/コモディティ(商品)リサーチ責任者、タ・ラン・グウェン氏は、金(ゴールド)価格が4月の史上最高値3500ドルに再挑戦する可能性があるとみている。
これは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の有力メンバーが利下げに傾いているためだという。
「ウォラー理事は、早ければ7月にも米連邦準備銀行(FRB、中央銀行に相当)が利下げに踏み切るべきとの見解を改めて示しており、これが金には支援材料となる」としている。
「同理事は総じて、125〜150ポイントの利下げ意見を持っており、これが現実化すると、政策金利が3%前後の『ニュートラル』な水準になる。関税政策が実行に移されている中で、最新のインフレ指標は比較的緩やかなものだ」とした。
ウォラー理事の強行なハト派スタンスがパウエル議長(中銀総裁に相当)や他のタカ派勢の方針転換を促すものではないが、FRB内の政治動静に影響を与える可能性がある。
「同理事のコメントだけでFRB利下げを促すものではないが、パウエル議長の次期総裁候補としての立場を強めることが想定される」とし、さらに、同理事の方針がトランプ大統領に強く支持されるものだとしている。
コメント