金価格、貿易紛争激化とドル安で上昇へ=モルガン・スタンレー
- sigma tokyo
- 2019年5月16日
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モルガン・スタンレーは、米中の貿易紛争激化と米ドルの下げが金(ゴールド)のセイフヘイブンとして価値を高め、金価格の上昇が見込まれると分析した。
現在の米中貿易紛争が大きな要因であることに違いはないものの、これが、欧州連合(EU)を含む規模にまで拡大した場合には、世界経済が、さらに大きなリスクを抱えることになり、金価格にも重大な影響が及ぶという。
「欧州圏に対しても関税措置適用範囲が拡大するようであれば、中国との問題を超える規模の影響が出る。この懸念は、先週の米株市場で米国以外にも収入源を持つ企業にまで、売りが集まった理由の一つだ」とした。
この場合、米連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が利下げを迫られることになるという。
「米ドルが貿易紛争で上昇しない理由の一つは、ここにあり、実際、昨年8月と9月に取るが低迷したことで示されている」とした。
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