金強気・銀弱気のスタンスを維持、価格予想は下方修正=ゴールドマン
- sigma tokyo
- 2019年5月3日
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ゴールドマン・サックスは、金(ゴールド)強気の投資スタンスを維持しているものの、価格予想を下方修正した。
3カ月予想を1300ドル、6カ月を1325ドル、12カ月を1375ドルとした。これまでは、それぞれ、1350ドル、1400ドルと1450ドル。
「金は、常にリスクに対する大きなヘッジとして役割を果たしてきた。しかし、現在のボラティティが低い環境にあって、金への投資意欲が薄れている。長期金利が大きく下がっているものの、金価格は、ほぼ横ばいで推移している」とした。
同氏は、中国の金購入の動きに触れ、「上海市場での金プレミアムが最近上昇していることは、すなわち、中国、最近の価格の伸び悩みを絶好の金買いの機会だととらえていた」だと分析している。
また、ゴールドマンは、世界各国中央銀行の金買い意欲が旺盛だとした。1~2月の中銀による金購入量は90トン、前年同期の55ドルかた大きく増加している。
金の断定的な強気の見方を年末には変更するとし、「銀は、中銀の買いにはメリットを受けることはなく、現物供給も過剰であるため、金ロング(買い)銀ショート(売り)の取引を推奨する」としている。
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