金融市場には数多くの問題、過度な状況が山積=バークシャのマンガー副会長
- sigma tokyo
- 2020年2月13日
- 読了時間: 1分
バークシャ・ハザウェの副会長でウォーレン・バフェット氏の長きに渡る僚友であるチャーリー・マンガー氏は、今後の金融市場の動向に警戒が必要だとの見方を示した。
「今後、多くの問題が出てくるとみている。数多くの惨憺たる事柄が起き得る」とした。
「中国では、株式市場でギャンブルとも思えるような投機が好まれている。それは、愚かな行為だ。中国人の株式保有の考え方ほど、愚かな行為はない」とした。
米国では、コロナ・ウィルスによる経済への悪影響だけでなく、大統領選挙に起因する政治的な不透明さ、さらに連邦政府が抱える財政赤字拡大など問題が山積している中で、ダウ工業株30種指数は、史上最高値を更新している。
マンガー氏が指摘している過度な状況の一つに、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)がある。同氏は、見せかけの利益(フェイク・プロフィット)であると批判、「投資銀行がEBITDAに触れるのは好きではない。ゴミのようなやり方だ」とした。
「あり得ない」ことだと厳しく批判し、一企業がどれだけの利益を得ているかを正確に表した数値ではなく、「調整済みEBITDAに至っては、不誠実そのものだ」としている。
コメント