香港ドル安、金利の乱高下を懸念=モルガン・スタンレー
- sigma tokyo
- 2019年8月25日
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モルガン・スタンレーは、政治的に不安定となっていることを受けて資金流出が続いており、銀行間貸出金利が大きく動く展開が予想されるとしている。
こうした資金流出が続けば、対米ドルでペッグ制を採用している香港ドルが取引レンジの下値を試す可能性が高いという。
Chun Him Cheung氏率いるストラテジスト・チームは、香港金融当局が通貨防衛を強いられる展開となり、流動性が低まり、結果、銀行間金利が大きく上昇すると予想している。
香港金融当局は、1ドル=7.85香港ドル防衛に向けて「十分な」資金準備があるとしているが、金利上昇の懸念を消し去るほどではないとしている。
「米ドルと香港ドルとのペッグ制は、投資家の懸念が膨らんでいるなかでも維持はされるだろう。しかしながら、資金流出が続けば1ドル=7.85香港ドルの維持が難しくなることが予想され、それを受けて銀行間貸出金利の動きが増大することにつながる」とした。そのうえで、「結果、香港経済がダメージを受ける」としている。
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