高利回り社債に注目、デフォルト懸念も
- sigma tokyo
- 2020年3月13日
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債券市場では、当然ながら米財務省証券(米債)が大きく注目されるが、特に投資格付けが低い社債が見捨てられ、一部では、利回りが米債を下回る水準にまで下げている。
この状況は、過去15年では例がない。
デフォルト(債務不履行)率は、急激に上昇するとみられ、世界的なリセッション(景気後退)が進むなかで、社債市場が一段と悪化する可能性がある。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)グローバル・リサーチの高利回り債ストラテジー責任者、オレグ・メレンティエフ氏は、「懸念の度合いは、かなり高まってきている。セグメント事で、大きなスプレッドが出てきている」とした。
「一部の社債では、ここ5日間、記録的なレベルで進んでいる。米債とのスプレッドが注視が必要な状況だ」とした。
10年債 と高利回り社債とのスプレッド(利回り格差)が、異常な水準になっている。
高利回り指数オプション調整済スプレッド指数は、年序盤には6.61%だったが、2月17日には3.56%にまで縮小している。
コロナ・ウィルスの影響もさることながら、石油価格の下落が関連企業の財務にも大きな影響を与えており、結果、社債も打撃を受けることになる。
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